国画会が運営する日本最大級の公募展。

第98回国展工芸部  初入選者の声

 

第98回国展に出品された初入選の方々にご連絡させていただき、ご返答戴きましたコメントをお知らせいたします。

項目として以下の事にお答え戴きました。

○なぜ国展に出品しましたか?
○制作の原動力になるものは?
○10年後、どうありたいとお考えですか?
○国画会工芸部に対してどのようなイメージをお持ちですか?

今回コメントを寄せていただきました初入選の方々に御礼申し上げます。
(敬称略)(撮影:小池亮輔)


 

鉄線編舟形盛籃 「夕波」

(木工・漆・その他)浅倉 梢

○なぜ国展に出品しましたか?

 方向性の確認、挑戦の気持ちで出品しました。

○制作の原動力となるものは?

 作る楽しさと、素材への追求心、関わる方からの応援。

○10年後、どうありたいとお考えですか?

 技術を身に付けて、自分の思うように作品を作りたいので、健康にものづくりを続けていたいです。

○国画会工芸部に対してどのようなイメージをお持ちですか?

 染織の作品と、のびやかなイメージがあります。


 

12月の街角

(織)飯山美香

○なぜ国展に出品しましたか?

 子どもの頃、洋画出展者からチケットを頂き、国展を観る機会が度々ありました。

 そこで惹きつけられたのが工芸の展示で、大学で工芸を専攻することに繋がりました。

 制作活動の原点です。

 最近作品の発表の場が持てていなかったことと、知人からの勧めもあり、挑戦してみました。

○制作の原動力となるものは?

 紡ぐ、織るという作業の至福感からやめることができません。

 自然の中に表現したいと思うものがたくさんあります。それを織という制限のある中に表現する段階は悩み、

 時間もかかりますが、布として形になっていくのが楽しいです。

○10年後、どうありたいとお考えですか

 細々とでも環境が許す限り、続けていきたいです。

○国画会工芸部に対してどのようなイメージをお持ちですか

 色々なジャンルの生活に結び付く美しさが溢れていると思います。


 

Corpo senza I’anima(魂のない体)

(織)伊藤佐惠子

○なぜ国展に出品しましたか?

 指導してくださった先生や先輩方の勧めがきっかけです。

○制作の原動力となるものは?

「こんなものが欲しい」という欲求が、制作における内発的な動機づけになっています。

○10年後、どうありたいとお考えですか

 考えながら試行錯誤を重ね、ものづくりに挑戦し続けている自分でありたいと考えています。

○国画会工芸部に対してどのようなイメージをお持ちですか

 現状に満足せず、作品と向き合っている印象があります。


 

益子焼流し掛け紋輪花鉢②

(陶)川瀬孝之

○なぜ国展に出品しましたか?

 自分の創作世界に引きこもる仕事から、他人との共有世界の中で対話的な制作がしてみたくなりました。

○制作の原動力となるものは?

 伝統と創作という漢字による言葉を、生き生きと伝わるという和語で表現して、工芸活動をしようと思っています。

 すでに有る昔のものや、今生まれてくるもの、気になるすべてのものを、心して見ることを通して制作したいと思っています。

○10年後、どうありたいとお考えですか

 歳も歳だけに10年後はともかく、できるだけ長く工芸活動をしたいものです。

○国画会工芸部に対してどのようなイメージをお持ちですか?

 生き生きと伝わる文化における表現活動として相応しい場だと思います。


 

夜明け

(織)佐藤宏美

○なぜ国展に出品しましたか?

 国画会員の方の個展を拝見し、国画会を調べました。

 多彩な作品の幅の広さを知り、身の丈を超えた挑戦をしたくなり応募しました。

○制作の原動力となるものは?

 色糸同士の交差によって、色々な見え方の布が出来上がる事が単純に面白いです。

○10年後、どうありたいとお考えですか?

 経糸と緯糸の色の混色と凹凸から視覚的に面白い作品を作りたいです。

○国画会工芸部に対してどのようなイメージをお持ちですか?

 色々な作風の方々が色々挑戦している集団と感じました。


 


(織)玉寄憲子

○なぜ国展に出品しましたか?

 沖縄の織を伝えたいとゆう気持ちと客観的に自分の作品を確認したかったからです。

○制作の原動力となるものは?

 教わった事を忘れないように20年間手を動かし続けてきました。

○10年後、どうありたいとお考えですか

 元気で織っていることと、
 技術と知識を深めて新しい事にチャレンジしていたいです。
 そのためにも今できることをコツコツと…

○国画会工芸部に対してどのようなイメージをお持ちですか

 数々の著名な方も通った道であり、成長できる場である。


 

花倉織着物「東雲」

(織)能勢玲子

○なぜ国展に出品しましたか?

 きっかけは、2016年の90回記念国展工芸部沖縄展を観たときで、こんな楽しい展示会に自分も参加したいという気持ちが湧きました。

 そして、今の自分の作品の評価が知りたいと思い応募しました。

○制作の原動力となるものは?

 日々のささいな感動や、うつろいゆく瞬間をとらえてみたい、という衝動。

 染織への尽きない探究心から。

○10年後、どうありたいとお考えですか

 変わらずに情熱をもって制作に取り組んでいたい。

 そして、10年後も国展に挑戦していたい。

○国画会工芸部に対してどのようなイメージをお持ちですか

 表現の幅の広さ、懐の深さ。作家の自由な表現にエネルギーを感じます。


 

工芸部奨励賞
白磁口紅尺皿

(陶)深田緑葉

○なぜ国展に出品しましたか?

 諸先輩方が出品されていたので、私も技術の研鑽と向上を願いチャレンジしました。

○制作の原動力となるものは?

 人間が歩んできた歴史や文化、素材との関係性に触れた時の感動です。

○10年後、どうありたいとお考えですか

 焼き物の仕事を続けていること。

 先輩に習った事を踏まえて、新しく入ってくる人と良い関係が築ける様に生きたいです。

○国画会工芸部に対してどのようなイメージをお持ちですか

 自由で芸術性も高く、多種多様な作品に挑戦されている場であり、

 作り手が繋がり普段できない話ができるコミュニティだと思います。


     2024/05/28  工芸の展示


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