絵画部 会員インタビュー
第14回 埼玉 2016.03
北海道~沖縄までの会員・準会員のインタビューとご紹介
「埼玉国展について」
埼玉国展は、今年で39回展を迎えました。沿革を紹介すると、 国画会本展に出品する 埼玉県在住の作家が同人となり、組織されました。以降、当初は埼玉会館を経て、埼玉県立近代美術舘で展覧会を開催、美術館改修工事中の37,38回展は銀座のギャラリーで開催いたしました。39回展以降は再び会場を美術舘に移しました。なお、2017年は2月に第40回展を開催予定しており、40回記念として、絵画部・写真部ともに企画展示コーナーを予定しています。 埼玉国展は年々参加者が増し、活況を呈しています。これは、公平な審査、表現様式にこだわらない多様なスタイルを評価する国展の存在が多くの人々に理解され始めていることと関わりがあると思います。
以前は、県内在住会員全員で講評を行なっておりましたが、近年は、講評者を絵画部会員から一人にお願いし、丁寧で的確な御指導をいただいております。 ちなみに2005年菅野充造会員、2006年宮下実会員、2007年大内田敬会員、2008年坂谷和夫会員、松岡滋会員2009年福井路可会員、2010年石原重人会員、2011年大内田敬会員2012年福井路可会員、2013年2月蛯名恊子会員、10月松永健吾会員、2014年西川ひろみ会員、2016年江村正光会員を招聘し、合評会を行いました。
例年、その指導を参考に本展では同人の意欲的、個性的作品の発表が数多く見受けられます。 39年前、少数名で始まった埼玉国展も、これだけの規模となった現状に驚きと喜びを感じます。埼玉は都心に近く、他団体への出品や個展発表をする人が多い中で、国展への関心が高まっているのは、嬉しいことです。また、最近埼玉では会員が増え、若い会員の各種の活発な活動が首都圏及びその周辺に於ける国展の存在感と意義を高めていると思います。
さて、現在,埼玉国展に関わる絵画部会員は12名、準会員は5名、会友・一般は21名です。写真部を加えると2部合計73名の規模となります。 今後は、この勢いを更に伸ばし、本展の活性化と発展に寄与したいと存じます。
(絵画部会員 坂谷和夫)
2020/06/01 絵画部・会員インタビュー|