国画会が運営する日本最大級の公募展。

第1回JAPA天心賞特別賞 、世田谷美術館コレクション展

第1回JAPA天心賞特別賞 柚木沙弥郎

第1回JAPA天心賞受賞者発表令和元年、公益財団法人美術文化振興協会(理事長大津英敏、東京都杉並区)は、当財団の顕彰事業として「JAPA天心賞」(JAPA TENSHIN Prize)を新設し、第1回「JAPA天心賞」受賞者を決定いたしました。「JAPA天心賞」は、岡倉天心(1863年-1913年)の日本の芸術に果たした功績とその国際性に敬意を表し創設されました。当賞は、日本の伝統文化を基盤とする創作活動やその研究、さらには美術文化を通じて国際交流面でも優れた貢献を果たす者の功績を称えていくものです。この度、第1回「JAPA天心賞大賞」受賞者が、エネルギッシュな創作活動で注目を集める日本画の岡村桂三郎(おかむらけいざぶろう1958年-)氏に決定しましたので発表いたします。また、90歳を超えて尚国内外でご活動を展開されておられる染色の柚木沙弥郎(ゆのきさみろう1922年-)氏に「JAPA天心賞特別賞」が授与されます。

世田谷美術館コレクション展

2019.12.07 – 04.12

ミュージアム コレクションⅢ
受け継がれる工芸の技と心―そして現代へ

開催概要

先人たちの技と心を受け継ぎつつ、新たな表現に挑戦する漆、金工、染織の工芸作家たちの作品を、当館の収蔵品を中心にご紹介します。

出品作家は、漆工芸作家の関野晃平(1943-2014)と小栁種国(1944-)、親子で金工作家の道を歩む大須賀 喬(1901-1987)と大須賀 選(1931-)、そして井尾敏雄(1908-1994)と井尾建二(1945-)、染織の柳 悦孝(1911-2003)、山田 貢(1912-2002)、柚木沙弥郎(1922-)、志村ふくみ(1924-)、寺村祐子(1937-)、出口普子(1939-)、大槻圭子(1943-)、山縣百合子(1944-2009)大澤美樹子(1946-)の15名の工芸作家です。

長い歳月を重ねて、人々の暮らしのなかで作られてきた工芸作品には、多くの先人たちの美意識や知恵と工夫が蓄積されています。本展では、こうした先人の心や技を受け継ぎながら、今日の生活や美意識を反映させた新たな作品づくりに取り組み、現代、そして次世代へと工芸の美を繋いでいく作家たちの作品をご堪能いただければ幸いです。
またコーナー展示では、「能面師 入江美法の世界」として、世田谷ゆかりの彫刻家で能面師として知られる入江美法(1896-1975)の能面や彫刻及び入江美法ゆかりの作品を紹介します。
※本展関連企画の講演会には、すべて手話通訳が付きます。

会期:
2019年12月7日(土)~2020年4月12日(日)
開館時間:
10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:
毎週月曜日(祝・休日の場合は開館、翌平日休館)、12月29日(日)―1月3日(金)
※1月13日(月・祝)は開館、翌1月14日(火)は休館。2月24日(月・振替休日)は開館、翌2月25日(火)は休館。
会場:
世田谷美術館 2階展示室

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