国画会が運営する日本最大級の公募展。

第92回国展版画部 初入選者の声

新規! 追加の投稿があります。

第92回国展に出品された初入選の方々にご連絡させていただき、ご返答戴きましたコメントをお知らせいたします。

項目として以下の事にお答え戴きました。

○なぜ国展に出品しましたか?
○制作の原動力になるものは?
○10年後、どうありたいとお考えですか
○国画会版画部に対してどのようなイメージをお持ちですか?

今回コメントを寄せていただきました初入選の方々に御礼申し上げます。(順不同、敬称略)

藤本市郎 (フジモト イチロウ)木版

木版(110 x 90cm)想いでの街角2018B

 ○なぜ国展に出品されましたか?

 中央展に向けて自分の思いや考えを表現した作品を発表したかった。

 ○制作の原動力になるものは?

 週一回中学校で非常勤講師として、美術を教えている。生徒とかかわることで、たくさんの刺激をもらっている。このことが、私の

 ものづくりのパワーになっている。

 ○10年後、どうありたいとお考えですか?

 今と同じに、絵をつくる思いで、刷り取っていくことができたら楽しいと思う。

 ○国画会版画部に対してどのようなイメージをお持ちですか?

 抽象的な作品が多いので、表現の幅が広く、参考になる。

佐井章重(サイアキシゲ)デジタルプリント

佐井章重

デジタル(64 x 94cm) 記憶の深淵

 ○なぜ国展に出品されましたか?

 美術団体の中でも、国展は新しい感性や試みを評価しているレベルの高い団体だと思います。私も是非挑戦して

 みたいと思いました。

 ○制作の原動力となるものは?

 私の制作テーマは、「鉛筆画」という表現技法を用いて「人」の内面を抽象的に表現していくことです。

 そのコンセプトを原動力としております。

 ○10年後、どうありたいとお考えですか?

 10年後も、自分の殻に留まらず、常に新しい表現に挑戦できる自分でありたいと考えます。

 ○国画会版画部に対してどのようなイメージをお持ちですか?

 国内でも非常に歴史のある創作団体という認識です。また、版画というジャンルの中でも、様々な表現を受容している団体だと思います。

狭間潤子(ハザマジュンコ)木版

狭間潤子

木版(119 x 82cm)マイ・ハート

 ○なぜ国展に出品されましたか?

 数年前、国立新美術館で国展と出会い、特に版画部門を重点的に鑑賞させていただきました。飾られている作品は、自由で個性に富んだ作

 品ばかり、とても感動しました。以来、自分もそのような作品を追求したいという願いを持ちながら制作に取り組んで来ました。今回、夢

 であった国展に思い切って出品させていただいた次第です。

 ○制作の原動力となるものは?

 自分の求める作品の傾向はあまりないながらも、なかなか作品につながらないことが多い昨今です。そんな中で、作品展などを鑑賞するこ

 とで、いい刺激やヒントをいただくことも多くあり、今後も自分なりのめざすところに向かって制作に取り組んでいけたらと

 思っています。

 ○10年後、どうありたいとお考えですか?

高齢の身ではありますが、現在の作品を高めていくことに喜びを感じられ、且つ、自分のめざす方向へ楽しみながら制作できたらと思ってい

 ます。その活動の連続の先に10年後があればいいなあと思っています。

 ○国画会版画部に対してどのようなイメージをお持ちですか?

 作品に対して真摯な取り組みをされ、個性豊かな作品づくりをされている多勢の方々で版画部が構成されていることに魅力を感じています。又、版画部の作品集は見ご

 たえがあり、いろいろ勉強させていただいています。貴重な作品集づくりをされている版画部の方々に敬意を表したいです。

篠田泰雄(シノダヤスオ)デジタルプリント

篠田泰雄

デジタル (63.5 x 48cm)Untitled(NE96)

 ○なぜ国展に出品されましたか?

 静岡県在住の国展の版画作家の方々によって毎年開催される展覧会を拝見して、国展に親しみがありました。

 ○制作の原動力となるものは?

 現役時代に仕事で使用していた走査型電子顕微鏡で見たミクロの世界に魅了された経験があります。未知の世界を覗いてみたいというのが

 原動力化もしれません。

 ○10年後、どうありたいとお考えですか?

 10年後(80歳‼)にも意欲と興味を持って創作を続けていたいと思っています。

 ○国画会版画部に対してどのようなイメージをお持ちですか?

 作品の内容も技法も多様で、開かれたイメージを持っています。

 

中村孝太郎(ナカムラコウタロウ)デジタルプリント

中村孝太郎

デジタル (77 x 108cm)存在

 ○なぜ国展に出品されましたか?

 デカルコマニー技法を使用し作品を製作致しましたが、どの様な評価をして頂けるのかと思い出品致しました。

 ○制作の原動力となるものは?

 制作作品に対し國井先生及び仲間の皆様から評価や助言を頂き、その都度何か新しい表現を求める好奇心が湧きました。

 ○10年後、どうありたいとお考えですか?

 生涯学習として作品作りに励みたいと思います。

 ○国画会版画部に対してどのようなイメージをお持ちですか?

 伝統を受け継ぎながらも新しい表現作品なども受け入れ評価して頂ける自由で活発な会だと思います。

 

涌井彩子(ワクイアヤコ)紙版

涌井彩子

紙版 (72.8 x 51.5cm)                       クラヤミ ノ ナカ

○なぜ国展に出品されましたか?

制作を細々と続けていく中で、多くの方に応援していただくようになりました。そのご恩に報いるために、今回は少し欲を出して
チャレンジさせていただきました。

○制作の原動力となるものは?

「自分」という人間のアウトプット。そして、「なりたい自分」への成長意欲に動かされていると感じます。

○10年後、どうありたいとお考えですか?

壁が寂しいから何か絵を…、と思った時に、私の絵を選んで飾ってもらえるような作家になりたいです。

○国画会版画部に対してどのようなイメージをお持ちですか?

これまでは美大を出た限られた人達の世界と感じていましたが、今はプロのアドバイスをいただける、開かれた発表の場だと思います。

 

 

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     2019/08/07  お知らせ, 版画部


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