第98回 国展絵画部 ごあいさつ
第98回 国展絵画部図録挨拶文。
第98回 国展の開催にあたり、絵画部の図録を行いたします。
2024年は、年初から大きな災害や事故に見舞われ心痛む試練が続き海外では複雑な事情の中での紛争は止む気配もありません。
このような深刻な情勢の中にあって、我々作家は表現者としてどう向き合い、何ができるのか。
国画会は創立当初より「創作の自由・表現の自由」の基本理念のもと、さまざまな困難な社会情況の中でさえ、臆すること無く毅然として創造的活動を続け、芸術と社会の在り方を問うて参りました。
今、改めて、その歴史の重みを自覚し、自己と向き合わなければならない時です。
100回記念展を目前に控え、更に新たなフェーズに向かう国画会に大いに期待していただきたいと思います。
今後とも皆様の一層のご理解とご協力をお願い致します。
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