ごあいさつ
国画会は96回目の美術の春を迎えました。昨年に続き今回もweb展を開催します。
大正14年に、日本画の国画創作協会の第二部として梅原龍三郎を迎え洋画部門を創設し、以来一貫して「創作の自由を持って第一とし、常に個性を重んじ、何者にも既定拘束されない精神の自由さ」を標榜し、昭和4年に国画会と改称し今日に至っています。
草創期はセザンヌ、マチス、ブールデル等、優れた外国の作家たちの作品を展示・紹介し、我が国の美術界に革新をもたらしました。
近年は美術団体として社会貢献にも携わり、国展会場にて毎年自然保護・社会福祉のためのチャリティーを開催し、寄付をするなど社会福祉活動にも取り組んでおります。
現在国画会は絵画・版画・彫刻・工芸・写真の五部門を擁する総合美術団体です。
作家それぞれが切磋琢磨しつつ競い合い、また新人育成にも力を注いでいます。
今春も美術の祭典をお楽しみいただければ幸いです。
会場:国立新美術館