国画会が運営する日本最大級の公募展。

小倉百合子

小倉百合子

新人賞

3年前の晩秋柘榴の実を拾いました。朽ちかけたその実の中で真紅の種が夕日に照らされ輝きを放っていました。柘榴の実は母の化身のようで、それは確かに語っていました。母はいずれこの世からいなくなるけれど命の源泉は永遠に輝きを失わず再生し続けることを。模索の末今のスタイルに定まった時のことです。新人賞を思いがけずいただき大変光栄に思います。沢山の方に暖かく時には厳しいご指導いただきました。心からお礼申し上げます。

     2018/07/03  第92回絵画部 新メンバーと受賞者の言葉


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