国画会が運営する日本最大級の公募展。

彫刻部創設の基本理念

国画会彫刻部創設の精神というのは、特に規約として表したわけではないが、その母体となったS.A.S.(Société d’artiste Sculpture:彫刻家集団)結成時(1961年)のスローガンが、そのままの形で受けつがれたものであった。それは抽象とか具象という表現形式そのものは、問わない。抽象であろうが具象であろうが自己と時代の領域をいつも問いつづけるものでなければならない。そのことは造形としての工夫を果敢に試みることでもあるが、結果としては未完のものになるかもしれない。

しかし、国画会彫刻部としては安易な完成度よりも、少々未完であっても、大胆な創造的試みをしている作家を評価してゆきたいものである。そのことは新鮮な仕事をしている新人を歓迎してゆきたいということにもつながるものである。

以上のような精神を、創設時の会員は強く意識しあい、また互いに確かめあって国展の監査にあたったり、彫刻部そのものの運営にもそれが反映されるよう努力し合ってきたものである。   

1990年4月

S.A.S. 彫刻家集団結成時における

1961年9月11日 

国画会彫刻部-A

声 明

私達同志の創造活動を結集し、合わせて若人の熱情にこたえ、新時代の立体造形芸術の昂揚に資するため S.A.S.(Société d’artiste Sculpture)を結成する。

趣 旨

  • 造形の本質を追究し、創作活動の活発なる進展を期する。
  • 世界の現実を認識し、真実の可能性を開拓する。
  • 彫刻を更に現代生活を密接な関係に結びつける運動を推進する。
  • この会は若い世代の夢と行動性の実現を築く同志の集団である。

※写真は創立時、一部の会員 上段:四田昌二(左)、鈴木実(中央)、茨木敏夫(右)。下段:桜井祐一(左)、千野茂(中央)、新海竹蔵(右)。

 

 

▲ページ先頭へ